企業のデジタル資産は、会計・監査・規制の境界で齟齬が起きやすく、部門横断の説明責任に恒常的な空白を残しがちです。LedgerFieldのレッジャーフィールド 事業内容は、会計とコンプライアンスを一体化し、証跡自動化でその空白を埋める実務SaaSです。
私たちは、企業の暗号資産の保有・送受金・トレジャリー運用を対象に、記帳自動化・監査対応・AMLモニタリングを一体で提供します。
多ソース突合で主要チェーンや取引所からの明細を束ね、JGAAPやIFRSの仕訳テンプレートで、監査に耐える記録へ整流します。
各処理は改ざん耐性付きの監査ログに書き込み、発生から承認までの権限と証跡を連結します。内部統制監査の確認負担を軽減できる設計です。
ノーコードのリスクルールで、しきい値・制裁リスト照合・送金ルートの可視化を設定可能。異常検知はダッシュボードへ即時通知します。
CFOと監査向けの説明責任ダッシュボードを用意し、仕訳の根拠・集計差異・未照合の残高を一画面で把握。経営会議の合意形成を助けます。
周辺のERPやデータレイクとは標準コネクタで連携し、導入は段階化。初期は閲覧権限だけで試し、段階的に自動記帳へ移行します。
実装事例では、オンチェーン照合率の向上と、監査準備時間の約三割短縮が確認できました。成果は業務ログと記録で厳密に提示します。
まず運用原則を三点共有します――第一に、数値と前提を最初に開示し、用語定義と計算起点を合わせてから議論を進めます。
第二に、計測と再現で同じ結果が出ることを重視し、手順書とサンプルデータで誰が実行しても差が出ない状態を作ります。
第三に、証跡と権限を記録に残し、変更履歴と承認経路を自動で紐付け、人の記憶に依存せず後から説明できる状態を保ちます。
導入前にお渡しする資料では、運用範囲や留意点、問い合わせ経路を具体化しており、詳しくは〔導入ガイド〕をご覧ください。
よくいただくご質問に、私から簡潔にお答えします。
――「対応資産とデータソースは?」:BTC・ETH・主要ステーブルに対応し、主要チェーンや取引所・カストディ・自社ウォレットの明細を多ソース突合します。
――「導入期間と体制は?」:標準導入は四〜八週で開始し、前半は閲覧権限で評価。後半に自動記帳と監査ログを有効化し、本番化へ段階移行します。
――「基幹との連携は?」:APIまたはSFTPで仕訳と証跡を連携し、主要ERPやデータレイクと双方向に同期する運用を推奨します。
――「セキュリティと監査対応は?」:ISMSに準拠し、改ざん耐性ログと権限分離を徹底。SOC2 Type2を計画し、第三者検証を継続します。
数字で語る。数字は出発点、説明責任は目的地です。最初の一歩は小さく、検証は早く、学びは共有して進めてまいります。
――
LedgerField(レッジャーフィールド)
代表取締役 近藤 洋士